こんにちは。メディカルホーム苗間の介護士 向後 修です。
ロッキングチェアに座っているAさん。いつもと様子が違う。
「あれ?その帽子どうしたんですか?」「昨日、久しぶりに息子に会えたんだよ。」
息子から貰ったのは、帽子。照れくさそうに、でも嬉しそうに話してくれました。
Aさんは18才から工場で働き始め40代後半、中華料理店を経営しており、
当時、サッポロラーメンが珍しく人気があり深夜2時まで営業していました。
朝早くから仕込みを始め、寝る間も惜しんで働きました。
その努力の甲斐あって、店は繁盛し、多くの常連客に愛されました。
子供たちも店を手伝ってくれましたが、70代の頃、腰を痛めてしまいました。
それでも、家族の支えと共に頑張り続けました。
今では、その時の思い出がAさんの心に深く刻まれています。
息子との再会は、Aさんにとって特別な瞬間でした。
帽子をプレゼントされた時の喜びと、息子との再会の感動が、
彼の心に温かく広がりました。これからも、家族を大事にしてくださいね。