ホーム > ナラティブブログ > メディカルホーム苗間 > 思い出のタンゴ・オーケストラ

思い出のタンゴ・オーケストラ2024年5月20日

こんにちは。メディカルホーム苗間の介護士 向後 修です。

前々からNさんの部屋にはステレオがあり「何、聴いているだろう?」

と思い伺うと「ちょっと、まって」と何やらゴソゴソ。

「これこれ」とジャケットをみせてくれました。

なんと、ジャンルは「タンゴ」‼

いつ頃からタンゴが好きなんですか?

「20代の頃かな。当時は、タンゴ喫茶やジャズ喫茶が多く、

タンゴやジャズ好きが集まって音楽を聴いてねぇ。」

タンゴの魅力は何ですか?「タンゴって言ってもタンゴ・オーケストラはなんだよ、

情熱と哀愁が織り成す音楽でね。それで迫力あってさぁメロディーとリズムが、いいだよねぇ。」

「あとね、シャンソンが大好きでね。若い頃は、ジャズ喫茶に行ったなぁ。

当時のジャズ喫茶は、今とはまた違った雰囲気があってねぇ薄暗い照明の中、

舞台に上がったシンガーがマイクを手に情熱的にシャンソンを歌い上げる姿に、

私は心を打たれたものです。今でもシャンソンを聴くと、あの日々が蘇ってくるね」。

アナログレコードの温かみのある音質と音色、喫茶店の灯りの下で響く生の演奏。

懐かしくも新鮮な感動を、いつまでも心に抱き続けていられることでしょう。

本日は、貴重なお話をありがとうございました。

Nさんの話を伺い、タンゴとシャンソンが単なる音楽ではなく、

人生そのものであることを改めて感じました。

 

最新記事

カテゴリー別一覧

月別一覧