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靴底をみてみよう2025年3月11日

富家デイサービスセンター苗間の理学療法士、西元です。

徐々に暖かさが増してきて春の陽気になってきました。

春の植物も芽吹いていき外でのお散歩も楽しさが倍増しますね。

そのお散歩に欠かせないのは「靴」

ですが、自分自身の靴底を見たことがありますか?

靴底のすり減り方は十人十色、底を見れば歩き方が見えてくる。

とも言われております。

今日は簡単に5つのすり減り方のパターンと、それぞれの歩き方の特徴を紹介します。

①やや外側が減っている
②中心が減っている
③内側が減っている
④外側が減っている
⑤左右非対称に減っている

①やや外側が減っている

歩き方はきれいです。通常、歩行中の足はかかとの少し外側から着地し、

親指の付け根で地面を蹴って抜けていきます。O脚のせいだと気にする人は多いですが、大きな問題はございません。

②中心が減っている

アキレス腱が硬く、身体の重心が後ろに偏っているため猫背になっているかもしれません。

また、アキレス腱が硬くなっていることで、足首を前に倒して体重移動させることができないため、

足裏の接地後、すぐにかかとが浮いてきて、最後に股関節を捻りながら歩くような癖がついてしまいます。

③内側が減っている

X脚または内股歩きの人に見られる傾向です。足首が内側に倒れると、ふくらはぎも内側にひねられてしまうため、

膝や股関節の痛みやすい歩き方になります。また、扁平足になることで外反母趾や、ウオノメ、

巻き爪等のトラブルを起こしやすくなってしまいます。

④外側が減っている

O脚または、がに股の人に見られる傾向です。足が外に向くことで、膝が外に向いてしまい、すねの骨がねじれ、

足首や膝に負担がかかります。また足の構造に遊びがなく衝撃を吸収できないため膝や股関節を痛めやすくなってしまいます。

⑤左右非対称に減っている

関節の変形により重心が偏っているか、左右の足の長さが違っている可能性があります。生まれつき、

左右の骨の長さが違う場合もありますが、土踏まず等がつぶれてしまっていることもあります。

なお左右差があっても、1〜2センチくらいまでなら大きな影響はありません。それ以上の差があると、

一方の膝や股関節の痛みの原因になります。

②~⑤の歩行に対する運動での整え方等はありますが、内容が長くなるので本日は控えさせていただきます。

しかし、怪我や病気等の影響から仕方なくそのような歩き方になっている場合があります。

綺麗に歩くに越したことはありませんが、長く歩ける、安全に歩けるなど個人によって優先順位が変わっていきます。

富家デイサービスセンター苗間ではその方の怪我や病気に寄り添いながら

目標目的に合わせた歩行練習を行っております。ぜひご気軽にご相談いただければと思います。

 

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