こんにちは。富家デイサービスセンターの山口礼子です。
ことばを話し始めたころの子供は何でも自分でやりたがりますね。
つまり自分のやり方で自分でやりたい。
「じぶんで!」と声を張り上げる。
道でも駅でも大泣きする子供のその強い意思はヒトとしての
権利・尊厳の主張でもあるんだなあ、と最近思います。
長年、難病の方達の病院で働いていた人の言葉にハッとしました。
「ついついやってあげてしまうんですよね」
幼児のお母さんにも介護する人にもいつもこんな葛藤があります。
当人にとっては<永遠に続いてほしい自分だけの時間>があり
お母さんや介護者にとっては<この時間中にやり終えたいこと>があります。
自分自身の生活の中にも日々あります。
その間を揺れ動く私たち。
だからこそ介護者である私たちは時間の余裕のある時に、
その方の「自分で!」を実現して差し上げたいものだ、
と思うこの頃です。