富家在宅リハビリテーションケアセンター居宅介護支援室の山下です。
皆さんは、ケアマネージャーの仕事というとどういうイメージでしょうか?
「介護保険の専門家で、困ったことの相談に乗ってくれる人」という感じでしょうか。
ケアマネージャーは、ご自宅に訪問してご本人様やご家族様と話し合いながら、介護保険サービスを調整する仕事をしています。
生活の場である、ご自宅にお伺いさせていただくときは「お邪魔させていただく」という意識で臨んでいます。
普段生活されているお部屋には、過去に表彰された賞状が飾られていたり、結婚当時の懐かしい写真が飾られていたり、趣味の楽器があったりして、訪問することでその方の人生に触れることができます。
介護が必要な状態になると、「怪我をさせたくない」「病気を再発させたくない」と周りの人はついつい過保護になってしまいます。
ご本人様を大事に思っているからこそ良かれと思って、いろいろ先回りして動いてしまうことがあるかと思います。時には、心配のあまり『籠の中の鳥』のようにしてしまうことも・・。
私自身、自分の意見を押し付けたり、サービスの押し売りをしていないか、ご本人様不在のままで話をしていないか、ふと振り返るのは、ご自宅のお部屋で何気なく目につくその方の生活が感じられるものを目にしたときです。
新人ケアマネージャーとして足りないことだらけですが、日々勉強させていただき、その方らしい人生を生きていけるよう支援していければと思っています。