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生け花の会2015年4月7日

こんにちは。

富家デイサービスセンター川越です。

 

私たちのデイで、毎月『生け花の会』を開催しています。

参加率は・・・女性利用者さんより男性利用者さんの方が多いくらい。

(・・・そういえば華道の家元は男性の方が多いのでしょうか・・・)

 

生け花が始まると、し~んと静まりかえり集中の時間が流れ出します。

どの方も遠くからながめてみて、また近くからみてみたり・・・。

 

同じ種類のお花なのですが、それぞれ個性あふれるお花の姿になるんです。

 

いつもにぎやかな川越デイですが、そのときだけは静かで優しいときが流れています。

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『つぼみ』2015年4月5日

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寒さもやっと少しはゆるんできたようで

柔らかな暖かい日差しがうれしい季節になりました。

鳥も草木も私たちも桜の開花が待ち遠しいこの頃です。

メディカルホームの窓から見える桜のつぼみが徐々に育つにつれ春を物語っています。

春にちなんでこんな文章を一節。

『春を楽しむように人生を楽しむ心があるならば、やがてまた春のそよ風のように、

心もやわらいで、生き甲斐も感じられてきます』松下幸之助

桜が満開になった時に自分にとっての楽しみを想像すると胸膨らみますね。

春を迎える皆様一人ひとりにうれしい何かが訪れますように願います。

卒業2015年4月4日

こんにちは、富家病院本館2階病棟です。

先日、患者様のお孫さんが卒業証書をもってお見舞いに来られました。

娘さんもお孫さんもおじいちゃまに晴れ姿を見てほしかったのだと思います。

思わずカメラを持ち、病室まで追いかけて写真を撮りました。

患者様は嬉しそうに目を潤ませていて、カメラ越しで見ているこちら側まで感動しました。

卒業があれば入学がありますね!!

”また、素敵な場面に出会えると良いなぁ~”とスタッフ一同、心待ちにしています。

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カテゴリー:富家病院

みなさん、こんにちは。

富家在宅リハビリテーションケアセンター室です。

 

日に日に寒暖の差が激しくなり、また花粉症に悩まされている方も増えてきていませんか?デイケアに通われているご利用者様の中でも、「眼がかゆくて・・・」「朝から鼻水が止まらないのよ・・・」などの声が聴かれるようになってきました。

もう、そこまで春の足音が聞こえてきましたね。

さて、暖かくなると無性に外出したくなりませんか・・・?

 

そこで、ご利用者様にも話を伺ってみたく、午後のアクティビティーで「春といえば・・・」のテーマに基づく連想ゲームを行いました。

 

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2つのチームに分かれて、スタッフが書記の役割となり、皆さんの意見を一生懸命に引き出していました。

制限時間は7分間とし、想像を超える位の沢山の意見がでました。

 

『行事・お花・食べ物・活動などなど・・・』

そして、共通して出たのが ✿お花見✿ でした。ですよね!!

お花見に関連づくものも出て、チームそれぞれ盛り上がり、発表後には「行った気持ちになった~!」などの声が聞こえてきました。

 

今年のデイケアも、満開時期にお花見行事を予定しています。

沢山のご参加、期待しています✿

「立派な足」2015年4月2日

こんにちは。富家病院デイケアセンターの理学療法士の多田です。

今日は当デイケアに通う91歳の女性のOさんの話を紹介したいと思います。

 

Oさんの両足はむくんでいて、歩くときは手引きの介助が必要です。でもOさんはいつも「まだまだ歩けるよ」「立派な足でしょ」と、とてもポジティブです。

 

先日、いつものようにリハビリをしているときにOさんは言われました。

「この脚で空襲のとき火の海の中を逃げたんだから」

聞けばOさんは若いころ東京の神田に住んでいて空襲のあった夜に家を焼かれ焼夷弾が降るなか、赤ん坊を抱えて逃げたとのこと。

70年前の今頃、日本は太平洋戦争の真っただ中で東京では大空襲があり、Oさんの住んでいた地域は焼野原になったそうです。

 

僕が生まれる何十年も前からOさんの脚はとてもたいへんな時代をOさんと一緒に駆け抜けてきたのですね。むくんでいて歩く介助が必要になっても、何十年もOさんを支えてきたその脚は本当に立派な脚なのだと改めて感じました。

 

Oさん、これからもその立派な脚を大切にしていきましょうね。これからも一緒にリハビリがんばりましょう!

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カテゴリー:デイケア

「ありがとう」2015年4月1日

こんにちは、富家病院臨床心理室です。

今日から4月ですね!

4月は始まりの季節。

新しい生活が始まる方にとっては、ドキドキ・ワクワクの時期でもありますね(^^)

どうか、実りある1年となりますように!

 

さて、今日はある患者様とのエピソードをご紹介したいと思います。

(あ、今日はエイプリールなんとからしいですが、ウソではありません)

 

その患者様は、長年連れ添った奥様を亡くされていました。

それまで2人でいたのに、突然ひとりぼっちになってしまったのです。

亡くされて数週間までは、落胆されながらも「大丈夫」と仰っていたそうです。

しかし、次第に食事も摂れなくなっていきました。

 

そんな中、お部屋に行きお話を伺っていたところ、ポツンと「さびしい」という言葉が出てきました。

そして、それまで我慢していらっしゃったのか、しばらくの間奥様の話をされました。

どこで出会い、どんな性格の持ち主だったのか等々。

「いい奥様なんですね」と私が言うと、「そりゃあ、そうだよ」と自信満々に答えていました。

ずっと、ずっと寂しかったのですよね。

 

その別れ際「ありがとう、ありがとう、また来てね!」と何度も私の手を握って仰っていました。

私は次の日も、その次の日もお部屋に伺いました。

その度に「ありがとう」と堅く手を握って。

傍にいて胸がジーンとするのを感じながら、私はその手を握り返しました。

 

そして、数日経った現在、患者様は食事を摂ることができるようになりました。

「お腹が減って、もうダメ~!」と言いながら。

元気になって良かった。本当に良かったです。

そして、いつものように握手をしてきました。

(患者様)「今度はお腹が空いてない時に来てね」

(私)「わかりました!元気もお腹もいっぱいな時に会いましょうね」と。

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カテゴリー:富家病院

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