皆さんこんにちは。富家病院 臨床心理室の長谷川です。
もうすぐ入職して半年です。担当の患者様も持たせてもらえるようになりました!
先日、担当している90代の患者様Aさんが真っ暗なお部屋に一人でいらっしゃいました。
体調が優れず痛みもあり、「もうどうしたらいいかわからないんです」と訴えるAさん。
痛みの具合を聴かせていただきましたが、ご自身で色々工夫されている様子です。
しばらく会話して退出する際に挨拶をすると、Aさんから
「こうやって話すことがあんまりなくて寂しいから、話せてよかったです」と。
痛みの話をしていたはずが、寂しいという言葉が出てきたのです。
現在コロナの影響でご家族と会えない患者様が沢山います。
お話を聴いただけなので、痛いという事実は変わらないかもしれませんが
そうした寂しさや不安も痛みを増幅させていることがあるのだなと改めて感じました。
こんな時だからこそ、いつも以上に丁寧に関わっていくことが大事なのかもしれません。