リハビリ室 理学療法士の本間みなみです。
本日はある患者様(以下U様)とのリハビリの風景をお伝えします。
当院に入院されたばかりのころは体力も落ちてしまっていて
ベッドから車椅子に乗るのもやっとのことでした。
車椅子に乗った後も
「リハビリ室に行きましょうか!」とお誘いするのですが
首を横に振られてしまい
(私は涙です。)
ご自分からあれがしてみたい これがしてみたい
などの訴えをされることがないので
どんなものが好きなのか
どうしたら無理なく起きて下さるのか
と日々悶々としていました。
しかし
徐々に変化がみられていきます。
こちら側からお願いしても、なかなか消してくれなかったテレビも
現在は起きる準備として、状況に応じて消して下さる事も増えてきました。
あるとき
いつもと同じようにリハビリ室に向かっていた時です。
エレベーターから降りて
リハビリ室脇のベランダを指さされたので
私「ベランダに出てみますか?」
U様「(頷く)」
外は晴天でしたが、涼しい風が吹いていてとても心地の良い日でした。
私「外に出るのは好きですか?」
U様「すき」
私「玄関や院内の公園や外に出るところは沢山あるので今度行きましょうね。」
U様「(頷く)」
この日が初めてご本人から「○○がしたい」という訴えがあり、嬉しくなってしまいました。
(私の口元がにやにやとしていたかもしれません(笑))
これを機に、リハビリの際に散歩に出掛けています♪
病院内の公園に出掛けてきた時の写真です。
正面玄関にも行ってきました!!
久しぶりの外で、行きかう車などを眺めてらっしゃいました。
お天気がいい日はいっぱい外に出掛けましょうね!!
そして
七夕には
毎年 患者様に短冊を書いて頂いていますが
U様にも短冊の記入をお勧めしたところ
小さな字ではありましたが、書く時間が掛っても
「良くなりたい」と、あきらめずに書いてくれました。
願い事がしっかりと届くように、高い所に短冊を飾りつけました♪
リハビリ 一緒に頑張りましょうね!