富家在宅リハビリテーションケアセンター
透析室 臨床工学技士の安島です
下の写真1、2は当クリニックで使用している
電動式可搬型吸引器です
写真1 A社製 EP-1500
写真2 B社製 MS2-1400
吸引器の使用頻度を見ていると
MS2-1400ばかり使用しているのでなぜ?
と思い
見た目かな?
確かにMS2-1400のデザインは新しいスタイリッシュで
EP-1500はどちらかというと、古い感じで、いぶし銀的なデザインだから?
喀痰を吸引しているスタッフに聞いてみたところ
MS2-1400と比べると
EP-1500の吸引力が弱いような感じがすると話があったので
実際に吸引圧を確認しました。
吸引圧20kPaで使用するので
圧力計を吸引チューブの先に付けて吸引圧を測定したところ
どちらも同じ20kPa圧で同じでした。
では、何故、吸引圧が弱いと感じたのか?実験してみようと思いました。
《実験方法》
【実験1】
20kPaに圧が上がるまでに要する時間
【実験2】
ダイアルをMAXにした時の圧力kPaか?
その圧に上がるまでにようする時間を測定してみました。
《結果》
【実験1】
EP-1500 TIME10(sec)
MS2-1400 TIME6(sec)
【実験2】
EP-1500 圧力75(kPa)TIME31(sec)
MS2-1400 圧力83(kPa)TIME21(sec)
《考察》
MS2-1400は、EP-1500よりポンプ能力が高いのか?同じ20kPaに上がるまでの
時間が4秒早く、ダイアルMAXで圧力が8kPa高く、時間も10秒早いため
MS2-1400の方が吸引力が強く感じられたと思われる。
EP-1500は、製造元の住所が埼玉県川越市なので、自分としては愛着があり応援
したいと思っています。