こんにちは。富家病院 臨床心理室です。
臨床心理室は富家病院にありますが、お隣の”メディカルホームふじみ野”にでかけることもよくあります。
メディカルホームには3匹の猫ちゃんがいて、専用のお部屋にいることもあれば、廊下を自由に歩いている姿をよく見かけます。
先日廊下を歩いていたら、私の足に頭をスリスリ…と擦りつけてくる猫ちゃんがいました。
可愛いなあ~とされるがままになっていると、ナースさんが通りかかって、
「その子が人になつくのは珍しいよ~」と声を掛けて下さいました。
とても嬉しかったのですが、その後もなかなか離れず、
ついには行く先に回り込んで通せんぼされてしまい、頭をスリスリ…
前に進めなくなってしまいました!
「ごめんね」となんとか振りほどいて用事を済ませました。
その後リビングでTVを見ていた入居者様に声を掛けると、
「あらどうも」と私の手を握って猛烈な勢いでほっぺでスリスリ……
こちらもしばらくそのまま動けませんでした!(笑)
さっきの猫ちゃんの姿とかぶって微笑ましく思い、思わず笑ってしまいました。
患者さまや入居者さまとのかかわりの中で、手を握ったり、体をさすったり、「触れる」ことの大切さを感じています。安心感もあるし、ことば以上に伝わってくるものがあるような気がします。
入職する前はコミュニケーションというと「ことば」を媒介にするものを中心に考えていましたが、ことば以外にもたくさんのコミュニケーションの方法があることに気付かされました。
今後も色々な方法を試して、患者さまや入居者さまのこころに近づけたらと思います。