こんにちは。臨床心理室の山田です。
毎日暑い日が続いていますがいかがお過ごしでしょうか。
今回は先日行ったアートセラピーの様子をご紹介します。
臨床心理室では各施設で定期的に「アートセラピー」を行っています。
作品づくりを通して行う集団精神療法のひとつです。
先日は「ちぎり絵」というテーマを行いました。
様々な色に染められた和紙をちぎって貼り、
お好きなように色や模様をつけて作品を完成させるといった内容です。
この日はヨットを題材にしました。
皆さん毎回思い思いの作品を作ってくださります。
隣の方と談笑しながら制作される方もいれば、黙々と取り組む方、
どんな作品にするか悩みなが制作される方もいます。
作品が完成したあとは、皆さんの作品の紹介をして感想をうかがうのですが、
この日も素敵な感想をたくさんいただきました!
「夜空に隅田川の花火とお月さまがみえる景色を考えてみたの」
「あたしのヨットに乗りませんかー?って男性をお誘いしてるところをイメージして作ったの!」
「私がヨットのレースに出ることになって、家族が応援に来てくれてるの。
遠くから見てもあたしのヨットだってわかるように目立つラインを入れてみたの。そんな作品よ。」
「普段は地味な服ばかり着るからカラフルにしてみようと思って作りました!」
「富家病院のF(ロゴマーク)です」
中には「うまくできなかった…」という方もいらっしゃいましたが、
他の方からは「よくできてる!」「素敵よ!」「あら、いいじゃない?」
など温かい言葉が飛び交っていました。
皆さんどの作品も個性があって、物語があって…
自分じゃ思いつかないような作品ばかりで、皆さんの想像力には毎回驚かされます。
司会をしている私が一番楽しませてもらっているのかもしれません(笑)
今後も皆さんとの時間を大切にしていきたいなと思います。