こんにちは
富家病院 臨床心理室 山本です。
新年度が始まり学校や仕事など新しい環境での生活が
始まった方も多いのではないでしょうか?
不安や緊張を感じやすい時期でもありますが
自分なりの息抜きや気晴らしを大切にしていきたいですね。
さて、当院の臨床心理士が行っている取り組みの中で
患者さまの息抜きや気晴らしになっているかもしれない?活動をご紹介します。
「アートセラピー」
毎週水曜日 14:30~15:30
本館3Fのデイルームで行っています。
この日のテーマは ”すみながし”
水を張ったトレーに色のついた墨を流して独特の模様を和紙に写し取る
といった内容です。
こんなに大勢の方が参加してくださいました。
まずは水を張ったトレーに筆で2色の墨を落としていきます。
皆さん真剣な表情で、水面に墨が広がる様子を見守っています。
続いて
トレーを揺らす
息を吹きかける
棒でかき混ぜる
3つの方法で水面に浮かんだ模様を動かしていきます。
この患者さまは一生懸命息を吹きかけて模様を動かしています。
いよいよ、和紙を水面に浮かべて墨の模様を写し取っていきます。
紙を引き上げると、綺麗な模様に染まっているのがお分かりいただけますか??
最後に、皆さんひとりひとりの作品を紹介し、感想を伺います。
皆さん、他の方の作品に興味津々。
「あら、きれいじゃない」
「思ったようにできないからむずかしいけど、みんな違っておもしろいね」
など声を掛け合って和気あいあいとした雰囲気です!!
アートセラピーでグループの皆さんと作品を作ることで
楽しい気持ちや達成感を共有し
それぞれの作品を認め、尊重しあうことで、大変な入院生活の中でも
つかの間の安らぎやこころのエネルギーを得ていただくことができればと思います。
以上、アートセラピーのご紹介でした。
ご興味がある方は是非臨床心理士までお声掛けください。