こんにちは、富家病院 透析室 臨床工学技士の安島です。
本日は、エコーガイド下穿刺の紹介をしたいと思います。
バスキュラーアクセス(シャント、以下VA)は、透析患者さんにとって
とても大事な命綱となります。
そのVAへの穿刺で一番大切なことは、ミスなく穿刺することです。
血管が深い・細い・狭窄がある・血管走行がわかりにくい・動脈が近いなど
穿刺困難で複数回再穿刺をしてVA血管、そして患者さんご本人に
穿刺時の痛みや精神的な苦痛を与える事がないように
穿刺をしなくてはならないと思っています。
そこで「エコーガイド下穿刺」となります。
エコー画像にて、実際にVA血管の走行、深さ、血管内腔の状態、そして
血管周囲組織などを観察することができ、穿刺針の先端を観ながら
針を確実にVA血管に挿入する事が出来るため、穿刺ミスを軽減することが
可能となります。
穿刺時の患者様だけでなく穿刺するスタッフのストレスを無くすためにも
エコーガイド下穿刺を推奨して穿刺を行っていこうと思います。