こんにちは!臨床心理室の長谷川です。
新年度ですね。入職したての頃を思い出します。
振り返ってみると、沢山の方と関わってきたなぁ…と感慨深い気持ちでいっぱいです。
人と関わる中でなくてはならないのが“コミュニケーション”ですね。
今回は“コミュニケーション”とは何かを改めて感じたエピソードをお送りします。
失語症のAさんは言いたいことがあるのに、わかっているのに、言葉が出てきません。
なかなか伝えられないもどかしさや、相手に迷惑をかけてるかもと不安を抱えています。
そんなAさんの言葉を可能な限り理解したい、迷惑なんかじゃないことを伝えるため、
あれこれ推測しながら二人でやり取りを重ねていきました。
<〇〇ということですかね?>「そうそう!それそれ!」
と、通じ合えた時の喜びはひとしおです。
こうしたAさんとの関りを通して、
“コミュニケーション”とは“共同作業”だ、と感じました。
つまりは“思いやり”が大事と言うことですね。
この気づきを改めて胸に刻み、思いやりを持って関わっていきたいと思いました。