こんにちは
臨床心理室の野村です
入院をして、最初の頃は慣れない環境での生活に
不安を抱いたり、気持ちが落ち着かなかったりします
今日のブログでは
そんな状況から
当院の生活に慣れて行かれた患者様をご紹介します
Aさんと入院初日にお話をしたとき
「今後のことが不安だ」と涙を流しておられました
しかし
その後も話をきいていると
Aさんは「絵を描くことが好きだ」とおっしゃられ
趣味で描いた“パンダの絵”の写真を
笑顔で見せてくださいました
そこで
当院で毎週水曜日に行っているアートセラピーへお誘いしました
興味を持ちつつも
最初はなかなか参加しにくいそうで
遠くから他の参加者が作っている様子を眺めていらっしゃいました
そんなAさんに声をかけて席までお連れすると
イメージを膨らませて素敵な作品を次々と作られます
「さすがはAさん!」
モザイクタイル:富士山
ちぎり絵:あさがお
今では
「次は何を作るの?」
「この前は参加できなくてごめんね」など
誰よりもアートセラピーを楽しみにしておられます
当院の生活にも慣れて頂いたようで
笑顔でお話しているAさんの姿をよくお見かけするようになりました