こんにちは。本館3階北病棟看護師福馬です。
本日9月21日は世界アルツハイマーデーだそうです。
1994(平成6)年9月21日、スコットランドのエジンバラで
第10回国際アルツハイマー協会国際会議が開催されました。
会議の初日であるこの日を「世界アルツハイマーデー」と宣言し、
アルツハイマー病等に関する認識を高め、
世界の患者様と家族の援助と希望をもたらす事を目的としているのだそうです。
アルツハイマーは認知症の一種で物忘れなどが生じる病気でありますが、
多くの病院、施設ではそういった患者様の事故やトラブルを防ぐために
ベッド柵やベルト等の身体拘束をされてしまうことも多いです。
当院では患者様の人権を尊重し「抑制廃止宣言」を掲げ、
身体拘束・抑制撤廃を重要な取り組みの一つとしております。
他院や施設から抑制をされ、入院したばかりでは落ち着かず
不安げな表情だった患者様たちも、
当院にきてから数カ月も経つと穏やかな表情になりコミュニケーションを
とれるようになる方も多いことから身体拘束や抑制がいかに患者様にとって
強いストレスとなっていたのかと身にしみて感じます。
患者様が安心して入院生活を過ごせるよう、
心と身体の両方に寄り添った看護をし、
これからも抑制0を継続していきたいと思います。