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2016年11月2日

こんにちは。富家病院 相談室の木田です。

 

今回は私の地元であった実際の話をこのブログに載せたいと思います。

今年1月の出来事になるのですが、肌寒くなってきたこの時期にほんわか心温まるエピソードを少し・・・笑

福島県郡山市の23歳の女性駅員さん2人が考え、受験生のために黒板に書いた文章です。

20161102

(以下、引用)

平成28年1月 受験生のみなさまへ

 

いつもJR東日本郡山駅をご利用いただきありがとうございます。

今、このメッセージを書いている私も、数年前はみなさんと同じように受験生でした。

その頃、私には夢がありました。学校ではもちろん、帰宅後もたくさん勉強しました。

通学途中の電車での数分間も友だちといっしょに予習・復習。

時には、参考書を片手にうたた寝をして降りる駅を寝過ごしてしまうなんてこともありました。そして迎えた試験当日。最後まであきらめず全力で取り組みました。

 

現在 私は、駅員のひとりとして働いています。これから夢に向かうみなさんのために駅での仕事を通して微力ながらもお力添えができれば幸いです。そして、そのような仕事に出会えたことを誇りに思っています。

 

残念ながら、あの頃抱いていた夢は叶えることができませんでしたが、道はひとつではありません。

みなさんが今持っている夢や目標のために、ぜひ全力で取り組んでほしいと思います。きっと何かが見えてくるはずです。

 

郡山駅社員一同、心より応援いたしております。

 

郡山駅

 

 

 

女性駅員さんは教師になるという夢があったそうですが、その夢を叶えることはできなかったとあります。しかし、歩んだ道は違っても、同じように人を支える仕事に巡り合った喜びと誇りもまたそこに表現されています。

受験生はもちろんですが、読んだ人はきっと、受験生ではなくても励まされるだろうと感じました。

 

病気になると人生は大きく変わります。

抱いた夢が目の前から断たれてしまうこともあるかもしれません。

閉ざされた視界の中を手探りで進もうと日々努力されている方たちがたくさんいる中、彼女たちが”道はひとつではありません”とエールを送ってくれているように、抱ける夢はたとえどんな状況でもあるはずだと思います。

人は病気で「当たり前のようにあったもの」を失う一方、必ず何かを見つけることができると後押しされるエピソードでした。

私もこのブログを呼んでいる方も含めて、新しい夢や大切なものを見つけられるといいですね☆

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