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大事なタイマー2017年3月1日

富家病院 透析室看護師 清水です。

 

今日は患者のSさんとタイマーのお話です。

 

「ピピピピピピピッ」

タイマーが鳴ると

Sさんの声が響きます。

「看護婦さーん 体交ですよ」

 

タイマーをセットし最低30分に1回は

体交を行っているSさん。

体交の時間を書いた紙をTVにぶら下げてもらい

「次は○○時ね」と言って眺めています。

 

そう

透析中のSさんの気晴らしはTVと体交なのです。

IMG_0901

Ns 「どっち向きますか?」

Sさん 「今度は反対、右に向く」

体の向きを希望通りに整えると

満足そうな表情を浮かべられます。

 

自分で自分の体の向きをかえられない辛さ

 

私自身

透析患者さんの気持ちを知りたいと

以前患者体験をしたことがあります。

 

実際に17Gの針を留置し3時間ベッドに横になりました。

横になれるのだから楽だろうと思っていましたが

始まってすぐにこれは大変なことだと気付きました。

 

まず腕はあまり動かさず

伸ばしていなければならない。

そうしないと

透析器械のアラームが鳴り透析できないことになるからです。

(この時実際は透析していませんが・・・)

 

体の向きをかえるのも同様です。

起き上がってはいけない

腕は伸ばしていなければならない等々制限の多いこと

これを透析が終わる3~4時間もの間

続けていなければならないと思うと

患者さんがいかに大変なのかがわかります。

 

Sさんの

体交が待ち遠しい気持ちもわかります。

 

自分だったらと想像し

できるだけ患者さんが 安楽に透析治療が受けられるよう

かかわっていきたいです。

 

 

カテゴリー:富家病院

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