こんにちは。富家病院本館3階北病棟、看護助手(介護士)の鳩貝と申します。
松の内のにぎわいが過ぎたというのに、
まだまだお正月気分が抜けていない私ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?
さて、私の母が弟の家からうちに来て8年目になります。(認知症を患って8年)
今年は米寿を祝って、敬おうと計画をしています。
そんな母は食欲旺盛で、お節料理を見て「うわぁー!ご馳走ね!!」と
目を大きく開き、満面の笑みで上下左右と見ています。
母の好きな品を皿に取ってあげると、
「そんなに食べられないよ!」と言いながらペロリと平らげて、
次の品定めに余念が有りません。そういう姿を見て、
子供のような無邪気な母が愛おしくてたまらなくなるのです。
しかし…
・いつもの事が出来ない
・日時が分からない
・排泄が出来ない
・洋服の着衣が出来ない…などなど毎回イライラしている私がいます。
それでも、私の事だけは解っていて、
「娘の〇〇でしょう?何でいちいち聞くの?」とすました顔で言います。
子供には無償の愛と言いますが、
母にも無償の愛で残りの人生の手伝いが出来たら嬉しいと、
お正月(元旦)に誓った私でした。
追記 昨年末”母性”という映画を観ました。
自分と母を思い出すシーンがあり自然と涙がこぼれました。