こんにちは。富家病院 透析室の林(温)です。
今日は、透析室のスタッフを紹介したいと思います。
透析室専属の介護スタッフ、河野さん、布施さん、カミルさんの3人です。
河野さんは20代ですが、しっかり者で頼りになるスタッフです。
当院透析室にかかっている患者様すべての顔と名前はもちろんのこと
それぞれの車椅子や持ち込まれる私物に至るまでを、本当によく
記憶してくれています。透析治療を受ける患者様は、体重測定の際に
ご自身の身体以外の物は風袋として引いて計算するのが原則ですから
『いつもと違う持ち物に気付く』というのは、とても大切なこと
だったりするのです。
布施さんはシャキシャキと動く様子からはとても想像できませんが
もうすぐ傘寿を迎える年齢だと聞いて誰もが驚いてしまうことでしょう。
現在透析室の患者様の平均年齢は74.5歳ですから、患者様にとっては
自分より年上の布施さんにだからこそ、打ち明けられるお気持ちがあるようで
布施さんと会えるのを楽しみにしてらっしゃる方も多いのです。
カミルさんはフィリピンのダバオ市出身です。もちろん言葉のハンデは
あるのでしょうが、持ち前の人懐っこい笑顔と優しいトーンの声かけで
患者様と上手にコミュニケーションをとっています。彼女を見ていると
介護の現場で大切なことは、文法の正しい日本語なのではなく、その人を
思った言葉かけや表情・行動なのだなぁと改めて教えられます。
午前午後と2クール体制の透析室では、入れ替え時には怒涛の忙しさ
になります。彼女達は、透析室の円滑な業務の一端を担ってくれている
存在でもあるのです。
透析室にいらした時は、是非彼女達を探してみてください。
フロアが一段落した時間帯、和気藹々と次の準備をする3人の後姿からは
国境も世代も超えたrelationshipを垣間見ることができるでしょう。
写真:3人が揃うと、仕事が早い、早い!