こんにちは。富家病院 透析室の林(温)です。
突然ですが、村上 龍氏著の「13歳のハローワーク」を知っていますか?
大人の入り口に立つこの年代の子ども達が、未来のヒントに出会える職業の
百科全書として有名です。
娘が通う中学校で1年生の夏休みの宿題として出されるのが、この「13歳の
ハローワーク」よろしく、「身近な人の職業調べ:職業インタビュー」です。
今年13歳になる彼女が、どんな職業に興味をもってインタビューするのか…
彼女が選んだのは、私が透析室で共に働く「臨床工学技士」でした。
そもそも医師、看護師、薬剤師まではどんな仕事か想像できるけれど、
「リンショウコウガクギシって一体何する人??みんなも知らないはず!」
というのが、彼女の決め手だそう。
そして、インタビュイー*1として白羽の矢が立ったのは頼れる同期、森さんです。
「俺なんかでいいのー?」と言いながらも快く引き受けてくれて、
用意した質問用紙には回答がびっしり。 娘、感激。
おかげさまで、宿題も無事完成。そして何より嬉しかったのは、
「病院では様々な職種の人が協働していることを知りました。」という
彼女の感想。そうなのです。病院では、医師、看護師、薬剤師といった
聞き慣れた職業だけでなく、臨床工学技士、臨床検査技師、放射線技師、
臨床心理士やPT、OT、STにそれからそれから、管理栄養士にMSWや
ケアマネも…なんて止まらない私の説明に「えー!」なんて驚きながらも
目を輝かせて聞いている娘の顔を見て、何だか嬉しくなりました。
そして、彼女のレポートを見た同級生達が少しでも興味をもってくれたら
嬉しいな。世の中にはまだまだ君達の知らない職業が沢山あるのだよ。
さぁ、2学期も頑張ろう!
*1 インタビュイーとは、取材される側のこと。反対に取材する側をインタビュアーといいます。
写真左:インタビューの回答をもとに、良いレポートができました。
写真右:写真撮影に協力してくれた臨床工学技士のみなさん、ありがとうございました!