こんにちは。富家デイサービスセンター川越です。
失語症グループでいつも「わかんないなー」と言っている人に「いいんだよ、それで」と励まし「適当にやりましょ」というSTに「いかん、そんなことじゃ」と怒る親分肌のAさんが年末に体調を崩して入院されました。
心配した職員が色紙を持ってきて皆さんに励ましの言葉をひとことづつ書いてくださいというと、話を聞いてすぐに真剣な顔でBさんはご自分の勉強ノートを開いて色紙に言葉を書き写し始められました。
いつも迷い迷ってなかなか思うように書けないCさんは「どれ、よし、ここだな」とおっしゃって「Cだよー」とかかれました。
あとの方はおっしゃる言葉をSTが代筆しましたが、どなたも一様に心配され、その場は何とかしてあげなくちゃ・・・、なにか言ってあげないと、という空気に満たされていました。
言葉が不自由でも、仲間を思う気持ちは通じるんですね。
持って行った色紙を見てAさんは泣いてしまったそうです。
もうすこし養生したらきっと また皆さんの目の前にお元気な姿を見せて下さることでしょう。
新年のごあいさつ代わりにこのエピソードはぜひ皆さんにお伝えしたいと思いました。