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夏祭り2015年9月1日

富家リハビリセンター川越の夏祭り。

今年はお盆の真っ最中。御利用者さまは例年より多く、御神輿、射的、スイカ割、盆踊、と皆さん大いに楽しんでくださいました。

その準備から後片付けまでも御利用者さんたちが大活躍でした。

まず恒例の御神輿登場。これは5年ほど前に、元大工の御利用者さまが、枠と担ぎ棒を作ったものを毎年使っています。

本体はみなさんが色を塗り、今年は元書道家のRさんが書いてくださった≪祭り≫の文字を屋根に貼り、そこからビール缶をぶら下げ、お花紙を折って枠の周りにたくさんのお花を飾りました。製作開始から約2週間でした。

担ぎ手も4人のうち3人は失語症の御利用者さん、祭り太鼓は毎年、衣装もご持参のEさん。始まりとおわりにこの太鼓の音が響くと、夏だなー、という気がします。

もう10年近く前になりますが、ゆかたを出して帯を締め、初めて着て出ていった時に一見して「それじゃだめだ、だめだ」と先のEさんが前の裾を指さしておっしゃったこと、今94歳になられるDさんがきちん帯を直してくださったこと、などが思い出されます。

射的の時間。見事に的に当てた方々に渡す景品。その中のかわいいうちわ。朝夕、根気よく色を塗ってくださったのもご利用者さまたち。

スイカ割のスイカはなんと富家ファームでとれた10数個の中の2番に大きなスイカです。去年は熟すのを待つうちにありに食べられてしまい、今年も一番大きいのはカラスに食べられてしまいました。

でも真ん丸なスイカが畑の葉の間に座っているのを発見した時の喜びは忘れられません。

盆踊は炭坑節と花笠音頭。花笠を皆さんに持っていただき文字通り、ご利用者さんの老いも若きも一緒に踊るのは楽しいひとときでした。

ご利用者さんたちの≪楽しかった!≫の声と笑顔が 来年もまたやりましょうね、の声と共にこの日の終わりを惜しむのでした。

そしてその翌週月曜日。2階失語症フロアでは御神輿の解体作業が急ピッチで進みます。

屋根を外す人、缶を外し袋に入れる人、お花を外す人、お花についた針金をはずす人、束ねる人。解体されたおみこしはそれぞれの収納場所へ。

あっという間の出来事。職員が手を出す暇もありません。何て仕事上手な方達!

また来年も皆様のご活躍を期待しております!!

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