富家リハビリセンター川越 相談員の小林です。
今回は失語症クラスのOさんが運んでくれた春のお話をしたいと思います。
とある朝チューリップを沢山持って来所されたので、「花瓶を用意してきますね」と声かけをすると「違う、違う」と何処かへ・・・
数分後戻られたOさんの手には陶芸で作った作品・剣山、そして私に「はい」と見つめ渡したので、「まさか私が生けるのですか?」と問いかけると「そうそう」とその場を去っていったOさん。
なんとか生けてテーブルにお持ちすると、「お~きれいだね」とみなさん笑顔。
そしてOさんが自宅で咲いたチューリップと俺が作った陶芸の作品だと説明が終わった所で、私はほっと一安心。
利用者さまの陶芸作品で生け花ができたこと・可愛らしいチューリップがみんなの笑顔を運んでくれたこと、とっても素敵な春を感じることが出来た1日でした。