こんにちは。富家病院 透析室 臨床工学技士の下森です。
先日、テルモ(テルモ株式会社)様が行っているECMOの研修会に参加しました。
自分も実際にECMOを動かしたことがないため、事前にどんなものであり
どのように使用するのかを勉強しようと思い、受講してきました。
そもそもECMOとはどんなものか軽く説明をさせていただきます。
ECMOとは、Extra Corporeal Membrane Oxygenation「体外式膜型人工肺」の略で
心臓や肺の役割の代わりとなり、それらの臓器を休ませてあげる対症療法であり
医療現場では心臓の補助を目的として使用される機会が多いです。
補助する対象が心臓の場合はVーA ECMOと呼ばれ、肺を対象とする場合は
V-V ECMOと呼ばれています。
実際に使用するとなると技術や知識が必要な装置になります。
今回はこのECMOがどのような時に有効でどんな人に使用できるかなどの座学と
プライミング動作などの簡単な実技も行いました。
その後、参加されている方々とディスカッションもありとても勉強になりました。
研修後には主催者側のご厚意で研修施設内を案内していただきました。
テルモの歴史や製品が博物館のように展示されている場所や手術室、病棟などもあり
この日は手術室を使用して練習されているスタッフもいらっしゃいました。
なんとこの手術室はドラマの撮影などにも使用されているらしいです。
施設内の見学もとても楽しく、研修も含めとても充実した1日になりました。
今回研修で学んだことや見てきたものを今後、生かせるように日々精進しようと思います。
当院にあるECMOの装置
研修場所の写真