当院は、透析患者さんにリハビリテーションを提供できる、日本では数少ない病院の一つです。透析患者さんは、動脈硬化や心臓機能障害による脳卒中、骨のもろさ、関節の痺れや痛み、呼吸器機能障害などの合併症が出てきます。合併症による寝たきりや日常生活活動低下には、医学的リハビリテーションが必要です。これまでの先駆的な取り組みでは、脳卒中発症から1年半後に入院し身辺自立し在宅生活に戻った方、仕事復帰した方、寝たきりの生活を想定し足を切断するも義足をつけサービス付き住宅で生活が出来るようになった方など、多くの透析患者さんの回復に関わってきました。これからも、困難を抱えた透析患者さんが、より良く生活ができるように、効果的なリハビリテーションを行っていきます。